ヨーロッパを横断するアルプス山脈。その南側の分嶺でイタリアの北東部に位置するのがドロミテ山塊(ドロミテ・アルプス)です。優美なスイスのアルプスとは異なり、荒々しい岩肌が剥き出しの山並みや独特な灰色の岩肌が特徴。この色は山並みを構成するドロマイト(苦灰石)の成分によるものです。ちなみにドロマイトという名称は、18世紀末にこの鉱石を発見したフランスの地質学者ドロミウの名に由来しています。
宝石のように点在する湖や山と共に暮らす小さな村を訪れたり、険しく雄々しい山を眺めたり、ハイキングで大自然を全身で感じる旅へ出かけましょう。
ドロミテ山塊のあるイタリアとは
イタリア基本情報
【正式名称】イタリア共和国
【面積】30.1万平方キロメートル(日本の約5分の4)
【人口】60.6百万人(2018年1月推計値。日本の約半分)
【首都】ローマ(Roma)
【民族】イタリア人93%、その他7%
【宗教】イタリア語(地域により独,仏語等少数言語あり)
【言語】キリスト教(カトリック)が国民の約80%と言われる。その他,キリスト教(プロテスタント),ユダヤ教,イスラム教,仏教
【時差】日本よりマイナス8時間(サマータイム時マイナス7時間)
ドロミテ街道の東端、コルティナ・ダンペッツォ周辺の見所
コルティナ・ダンペッツオ
アルプス山脈のイタリア領内のドロミテ山塊(ドロミテ・アルプス)の内、景勝地が続くコルティナ・ダンペッツォからボルツァーノの区間は、ドロミテ街道とよばれています。始点となるコルティナ・ダンペッツォは、スイスやオーストリアの山岳リゾートを思わせる可愛らしい町並みが印象的です。建物と建物の間からはドロミテの山々も見えます。
三姉妹峰トレ・チメ・ディ・ラヴァレード
トレチメ・ラヴァレード
コルティナダンペッツォから北に向かうと、間もなく特徴的な尖峰が見えてきます。尖峰はドロミテの各地でも見られますが、この場所では尖峰が三つ並んでおり、トレ・チメ・ディ・ラヴァレード(三姉妹峰)と呼ばれています。片道約1時間ほどの小ハイキングでも、この尖峰の近くまでご案内します。道も整備されていますので、初心者の方でもお楽しみ頂けるルートです。
トレチメ・ディ・ラヴァレード一周ハイキング
トレ・チメの姿は麓から見上げても美しいですが、ぐるっと周囲を一周するハイキングルートを歩けば、より荒々しい“裏側”を見られたり、また一味違った表情をお楽しみいただけます。休憩を含めて約5時間のコースは一部急斜面もありますが、おおむね道幅も広く歩きやすいコースです。
ドロミテ街道最高所サッソ・ポルドイ(ポルドイ峠)
標高2239mのポルドイ峠。峠を見下ろす標高2950mの岩壁がサッソ・ポルドイです。天候が許せば、ロープウェーで屏風のような岩山に登ることができます。
碧きドロミテ山中の湖、カレッツァ湖
山を愛でる方法はいくつかありますが、富士五湖が逆さ富士を映すように、ドロミテにも山々を映す鏡のような湖があります。ドロミテ街道を少し離れ、山に中に秘められたカレッツァ湖へ。季節の色に染まった木々とラテマール山群の峰々を映すエメラルドグリーンの美しい湖です。
コルティナ・ダンペッツォだけじゃない!ドロミテの西側へ
ドロミテというと、コルティナダンペッォを中心として東側の地域に焦点をあてられがちですが、ドロミテの西側の奥座敷、ガイスラーアムル山群も忘れてはなりません。ドロミテの西の雄峰サッソルンゴや、イタリア人の心の故郷と言われる珠玉の村々をご紹介します。
サッソルンゴを歩く
ドロミテの東の横綱がトレ・チメ・ラヴァレードであれば、西の横綱はサッソルンゴはしばしば「鋭鋒」や「怪峰」と呼ばれています。圧倒的な大きさと迫力で覆いかぶさるよな姿に納得するでしょう。サッソルンゴ直下を歩きセッラ峠を目指すハイキングは変化に富み楽しい場所。途中、眺望の良いコミンチ小屋での休憩はハイライト。青い屋根の素敵な山小屋が建ち、イタリアらしいおいしい食事やワイン、カフェを楽しむことができます。天気が良ければ草原にレジャーシートを敷いて草原で寝っ転がりながら周辺の山々の眺望を堪能するのが一番のお薦め!歩いてきた者だけが味わえる極上の眺望です。
ガルディーナ渓谷の街オルティセイとアルペ・ディ・シウジ
愛らしい南チロルの伝統的な家々が立ち並ぶオルティセイ。家々に美しいゼラニウムの花々が軒先を飾る光景が美しい街です。また、緑の丘陵と草原が広がるガルティーナ谷にあるアルペ・ディ・シウジの村。乗用車の乗り入れが規制されている静かな村です。
ガイスラーアルム山塊の麓を歩く
オルテセイのケーブルカーに乗りラショッツへ。ここからアップダウンを繰り返し、標高2,119mのブログレス峠へ。ここからガイスラーアルム山群が美しく連なる姿を拝めます。景色を堪能したらとんがり屋根と山々が象徴的なフネスの谷へ向かいます。
西ドロミテ随一の景勝地、フネスの谷
かつてはオーストリア領、南チロルだったフネスの谷。山間の村にはとんがり屋根を持つ教会が景色に溶け込みまるで絵のようです。谷の中心部サンタマッダレーナ村を訪れます。
ドロミテの花々
高山植物/トレチメハイキング
高山植物/トレチメハイキング
石灰岩質で肥沃なドロミテ山麓は緑が多いことも特徴のひとつです。7月上旬ごろから様々な高山植物が見ごろを迎えます。
*ご旅行金額につきまして*
旅行代金は全て総額表示です。
空港税・宿泊税や燃油サーチャージは追加徴収いたしません。
出発前の大幅な追加請求や空港税・宿泊税の支払いのために旅行中に手元の残金を気にかける必要がありません。
また、「リピーター割引制度」「早期割引キャンペーン」を実施中です。詳しくはこちらをご覧ください。
営業時間 10:00~17:00(土日祝除く)