世界有数の世界遺産保有国であり、非常に地方色が豊かな国フランス。
フランスを訪れる旅は、1度で完結することは難しく、2度3度足を運ぶことで奥深い魅了を味わう事ができます。

そのような2度目3度目の旅で注目したいのが、「フランスの最も美しい村」です。

フランスとは?

フランス基本情報

【正式名称】フランス共和国
【面積】54万4,000平方キロメートル(仏本土,仏国立統計経済研究所)
【人口】約6,699万人(2019年1月1日,仏国立統計経済研究所)
【首都】パリ(Paris)
【民族】フランス人(ケルト人、ラテン人およびチュートン人の混血)、少数民族(バスク人など)、移民
【言語】フランス語
【宗教】カトリック,イスラム教,プロテスタント,ユダヤ教
【時差】日本よりマイナス8時間(サマータイム時マイナス7時間)

フランスの最も美しい村とは?

コンクの街並み
自然に抱かれた巡礼地、コンク

いまや日本でも協会がある「美しい村」運動の発祥はフランスにあり、規範となる活動を行っています。 

美しい村として認められる条件は以下の3点です。1)人口が2000人未満であること
2)2つ以上の保護遺産か遺跡があり、保全活動を行っていること
3)自治体の議会で美しい村協会に加盟する同意を得ていること

これにより、2018年10月現在、全国で158の村が協会に加盟し、美しい村としての維持発展に努めています。

小さく美しく、素朴な地方の暮らしが息づく村々。
ユーラシア旅行社のフランスツアーでは、これらの中からさらに厳選した珠玉の村々へと皆様をご案内いたします。

コロンジュ・ラ・ルージュ(ユーラシア旅行社がお勧めするフランスの美しい村10選)

コロンジュ・ラ・ルージュの町

赤が印象的なコロンジュ・ラ・ルージュの町

コロンジュ・ラ・ルージュの町

散策も心躍ります

美しい村協会の本部が置かれているコロンジュ・ラ・ルージュ。
その名の通り、赤砂岩を用いた建物が立ち並び、村全体がほんわかした赤みを帯びているところが特徴です。サンジャックの道(聖地サンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼路)が通っていて巨大なホタテの印なども見かけます。

コンク

コンクの町並み
渓谷に抱かれたコンク

山間にひっそりと佇むコンク。
聖女フォアの聖遺物を有する、中世からの人気の巡礼地です。
ロマネスク様式の教会前は日中には多くの観光地や巡礼者が訪れます。
この町で宿泊するツアーでは、朝夕静かな村の姿も楽しむことができます。

サン・シル・ラポピー

サン・シル・ラ・ポピーの町並み
画家たちに愛されるサン・シル・ラ・ポピー

ロット渓谷を見下ろすサン・シル・ラポピーは、フランス人が選ぶ、最も好きな美しい村として初代NO.1です。
多くの芸術家がアトリエを構えているのが印象的。台所からの煙突に煙が出る家も健在。

ベナック・エ・カズナック

べナック・エ・カズナック
べナック・エ・カズナック

映画ジャンヌ・ダルクのロケ地にもなった中世さながらの山城の町です。
ちょっと坂は勾配がありキツイですが、丘陵にある村の上から眺める麓のドルドーニュ川の眺望に疲れも吹き飛びます

ヴェズレー

ヴェズレー
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼地でもあるヴェズレー

聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの主要な巡礼路のひとつの起点であり、古くから多くのキリスト教徒が心を寄せたサン・マドリーヌ(聖女マグダラのマリア)教会があることで有名です。
お椀型に広がる村で、丘の頂上にある教会に至る参道には、今も巡礼宿が軒を連ね、サンティアゴデコンポステラを目指す巡礼者の姿もよく見かけます。

リクヴィール

リクヴィールの街並み
木組みの家が立ち並ぶリクヴィール

アルザス地方は、歴史的にドイツの影響が色濃く、木組みの家々がひしめくリクヴィールなど、まるでドイツの小村にいるよう。
個性的な商店の看板を見上げるのも楽しいものです。葡萄畑に囲まれたワインの名産地でもあります(赤白どちらも有名です)。

ゴルド

ゴルド
鷲の巣村という呼び名がふさわしいゴルド

オリーブの海を見下ろすリュベロンの岩山に張り付くように広がるゴルド。
まさに鷲の巣を彷彿とさせる壮大な景観です。
アヴィニョンの方向からゆるゆると坂を上っていく車窓にゴルドの全景が見えるとお客様のワーという声も聞こえます。

 このあたりはラヴェンダーの産地でもあり、初夏、ゴルドのあちこちにラヴェンダーの香が漂います。

ルシヨン

ルシヨンの町並み
ルシヨンの町並み

黄土(オーク)の産地として有名なプロヴァンスのルシヨン。
確かに村のまわりの崖は赤と黄色が混じったようなもっちりした質感の土がむき出しになっています。
家々もピンクがかった赤色でかわいらしい村です。

ムスティエ・サント・マリー

ムスティエ・サント・マリー
ムスティエ・サント・マリー

プロヴァンスの絶景ヴェルドン渓谷にあるムスティエ・サントマリー。
渓流にまたがる村に入ると村の背後に深くV字をつくっている谷に電線のように何かが渡されています。

よく目を凝らすとそこには星が。
昔、敵対する家の娘と息子が恋におち、この世では叶わぬ恋を儚み谷に身を投げ、愛する子を失って戦いのむなしさを知った家族が和解の印に掲げたものだとか。陶器でも有名なこの村は、あちこちの看板等も小さな陶器でできているのも可愛らしいです。

ロクロナン

ロクロナンの街並み
ロクロナンの街並み

ブルターニュのロクロナンはルネサンスの頃織物の産地として栄えたので町の家々はどっしりとしたルネサンス様式。
村を流れる小川のほとりに咲くアジサイがよく映えます。
ゴーギャンの絵などにも度々登場する白いレースの帽子「コワフ」等の伝統衣装を身に着け、日常の罪を懺悔する7月に開催される宗教行事「パルドン祭」でも有名です。

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