日本で一番近いヨーロッパ、と最近注目を集める極東ロシア。カムチャツカ半島では、ここならではの大自然の景色や生息する動植物など見どころ満載。日本の近場で、冒険気分を味わえるとっておきの場所です。
目次
- ロシアのカムチャツカ半島とは
- カムチャツカ半島への行き方(アクセス)は?
- カムチャツカ半島の魅力と見どころは?
- カムチャツカを訪れたら絶対に行きたい秘境、南カムチャツカのクリル湖
- 地球の鼓動を感じる、クロノツキー自然保護区のゲーゼル渓谷
- 高山植物の楽園、カムチャツカの大自然を歩いて楽しむ
- アバチャ湾とスタリチコフ島クルーズで海の大自然を楽しむ
- 連なる山を背景にビストラヤ川で魚釣り体験
- カムチャツカのダイナミックな野外温泉
- ユーラシアの旅(ツアー)では、ヘリコプターツアーは日程・旅行代金に含まれています!
- ハイキングではフラワーガイドが同行します
- ペトロパブロフスク・カムチャツキー市内観光もご案内
- 新鮮な海と川の幸、カムチャツカグルメも楽しみたい!
ロシアのカムチャツカ半島とは
ロシア基本情報
【正式名称】ロシア連邦
【面積】1,710万平方キロメートル(日本の45倍,米国の約2倍)
【人口】1億4,680万人(2017年)
【首都】モスクワ(Moscow)
【民族】スラヴ人82.7%、テュルク系8.7%、コーカサス系3.7%、ウラル系1.6%、その他3.3%
【言語】ロシア語
【宗教】ロシア正教,イスラム教,仏教,ユダヤ教等
【時差】モスクワ:日本よりマイナス6時間
エカテリンブルク:日本よりマイナス4時間
クラスノヤルツク:日本よりマイナス2時間
イルクーツク:日本よりマイナス1時間
ヤクーツク:日本と同時間
ウラジオストク:日本よりプラス1時間
★カムチャツカ:日本よりプラス3時間
※サマータイムは実施していません。
カムチャツカ半島 基本情報
【面積】472,300平方キロメートル(北西~南東の長さ、約1,250km)
【人口】約32万人
【地方】カムチャツカ地方
【中心都市】ペトロパブロフスク・カムチャツキー
【民族】ロシア人、スラヴ系、先住民
【緯度】北緯57度、東経160度
【そのほか】約300を超える火山、そのうち29山(状況によっては28~36と変動する)が活火山。約1万4千の河川、約10万の湖、414の氷河がある。
カムチャツカ半島への行き方(アクセス)は?
ユーラシアの旅では、定期運航便を利用し、成田国際空港から、ウラジオストク(ロシア)経由で、カムチャツカのエリゾヴォ空港へと向かいます。
*カムチャツカへの移動手段としての航空便や発着時間は、毎年異なりますので、詳細はパンフレットをご確認いただくか弊社へお問い合わせください。
*夏季限定でチャーター便が運航している場合は、東京(おおむね成田)からカムチャツカのエリゾヴォ空港まで直行でいくことができます。
カムチャツカ半島の魅力と見どころは?
カムチャツカ半島は、「火山の野外博物館」という名称がつくように300を超える火山と29もの活火山があり、いまも噴煙をあげる山も見られます。北海道の北東、約1200kmに位置し、ロシア連邦にありながら首都モスクワよりアラスカに近く、オホーツク海と太平洋の間に位置します。冷戦期には、アメリカ合衆国に一番近いソ連領として軍事地帯に指定され、1990年代まで外国人及びロシア人にとっても完全に閉鎖され入域が禁止されていました。そのため、このカムチャツカ半島は、手付かずの大自然が今もそのまま残され、野生のヒグマの姿、群生する高山植物、美しい山々と湖などの景観がみどころです。
カムチャツカを訪れたら絶対に行きたい秘境、南カムチャツカのクリル湖
クリル湖は、そこに到着するまでの交通手段から、ある意味で秘境と言えます。それは、陸路で行くための道路がないため、空路=ヘリコプターでしか行くことができないからです。中心都市ペトロパブロフスク・カムチャツキーからヘリコプターで約1時間。それゆえに世俗から隔絶された大自然がそのまま残り、7~8月は鮭を追ってヒグマたちが湖岸に集まる「ヒグマのサンクチュアリ」ともいわれます。ヒグマに遭遇できるチャンスが非常に高いのも、大変な移動手段でも訪れる価値があるポイントです。
地球の鼓動を感じる、クロノツキー自然保護区のゲーゼル渓谷
カムチャツカ半島には約300の火山がひしめき、そのうち約29山が活火山です。世界遺産のクロノツキー保護区のゲーゼル渓谷は6kmに渡ってボコボコと音を立てる泥土や大小様々な間欠泉、鉱泉が続き、ダイナミックな地球の鼓動を間近で見ることができます。ここもクリル湖同様、陸路からの交通手段はなく、空路=ヘリコプターでしか行くことができない場所ですが、ここに至るまでの間、ヘリコプター車窓から見える大迫力の火山群とカルデラ湖は、カムチャツカが「火山の野外博物館」と呼ばれることを実感できる光景です。
高山植物の楽園、カムチャツカの大自然を歩いて楽しむ
7~8月、気候や水分条件が整う短い夏は、溶岩台地にも小さな植物がめいっぱい花を咲かせ、厳しい自然とそこで育まれた生命の輝きを私たちは目の当たりにできるベストシーズンです。アバチャ火山麓、バチカゼッツ高原、ヴィリュチンスク峠などでキバナアツモリソウ、エゾツツジ、キリンソウ、ハクサンチドリ、イワタバコなど多種多様な高山植物、草花との出会いがあります。高山植物を愛でながらのフラワーハイキングをお楽しみいただきます。
アバチャ湾とスタリチコフ島クルーズで海の大自然を楽しむ
その地形的利点から海鳥などが多くいるアバチャ湾。ツアーではアバチャ湾クルーズをお楽しみいただきます。クルーズ中は釣り糸を垂らして海釣りを楽しむ事も可能。とれた新鮮なシーフードをその場でスタッフに調理してもらい新鮮な海の幸を味わうのもクルーズの醍醐味です。運が良ければ、ラッコやアザラシなども見られることも。
連なる山を背景にビストラヤ川で魚釣り体験
オホーツク海へと注ぐビストラヤ川は、全長275kmとカムチャツカ半島で3番目に長い川。毎年、カラフトマスをはじめベニザケ・ギンザケ・キングサーモンなどが遡上し、イワナやニジマスも多く生息します。ツアーでは、ゴムボートで川を下りながら手付かずの大自然の絶景を眺めます。また、釣り好きの人はもちろんですが、初心者でも楽しめるカムチャツカの大自然の中でのルアーフィッシング・魚釣り体験は、思い出に残ることでしょう。
カムチャツカのダイナミックな野外温泉
火山があるといえば、日本人は特に連想してしまうのが、温泉。カムチャツカにも温泉があちこちにあります。温泉スポットは、陸路で行ける野外温泉や屋内の温泉施設がありますが、ヘリコプターでしか行くことができない超秘境温泉もあります。これぞ究極の野外秘湯といえるでしょう。海外の温泉は、日本の温泉と比べてぬるいイメージがありますが、カムチャツカの温泉は日本人好みの温度のところが多いです。是非、現地でお湯加減を試してみてください。
ユーラシアの旅(ツアー)では、ヘリコプターツアーは日程・旅行代金に含まれています!
クリル湖およびゲーゼル渓谷へ向かう唯一の交通手段はヘリコプターです。ヘリコプターを利用する場合は高額な料金がかかるため、他社では自由時間にご希望の方のみ追加料金を払ってご案内するツアーもございます。ユーラシアのツアーでは日程に組み込んでおり、ヘリコプター代は旅行代金に含まれていますので、安心してご参加していただけます。
ハイキングではフラワーガイドが同行します
高山植物の宝庫、カムチャツカのフラワーハイキングでは、花に詳しいフラワーガイドも同行します。また、イヤホンを使用しますので、少し離れた場所にいてもガイドの話を聞くことができます。
ペトロパブロフスク・カムチャツキー市内観光もご案内
自然を楽しむだけではなく、カムチャツカの歴史や人々の生活風景なども感じていただける市内観光にもご案内します。「カムチャツカ郷土史博物館」では、動植物の紹介から発掘された化石や先住民についての展示など、カムチャツカの知識を深めるのに是非見ておきたい場所。「中央市場」は別名”自由市場”とも呼ばれており、海産物をメインにありとあらゆるものが揃います。人々の日々の生活を垣間見ることができるでしょう。
新鮮な海と川の幸、カムチャツカグルメも楽しみたい!
オホーツク海とベーリング海、太平洋の海に、半島内に無数にある河川という恵まれた立地から、新鮮なシーフード、魚料理をお召し上がりいただきます。特に鮭は豊富な食材ですので、ツアー中のお食事には、たびたび登場します。また魚のスープ=ウハーも、ツアー中のお食事によくお出ししますが、魚の出汁がじんわり胃に染みわたる美味しさです。アバチャ湾クルーズでは、クルーズ中に船員さんが海に潜り、取れたてのシーフードを船内で調理し、皆様にお召し上がりいただきます。
*ご旅行金額につきまして*
添乗員付きツアーの旅行代金は全て総額表示です。
空港税・宿泊税や燃油サーチャージは追加徴収いたしません。
出発前の大幅な追加請求や空港税・宿泊税の支払いのために旅行中に手元の残金を気にかける必要がありません。
また、「リピーター割引制度」も実施中です。ユーラシアの旅についてはこちらをご覧ください。
営業時間 10:00~17:00(土日祝除く)