ベルギーという国名を耳にしたときに、何をイメージしますか?日本ではベルギーチョコ、ベルギーワッフルとスイーツに国名が冠していて、一度は耳にしたことがある国ではないでしょうか。それゆえに、なんとなく身近にも感じられる国、でも詳しくは知らないなぁ、スイーツ以外には何があるのかな?という疑問にお答えしていく形でベルギーの魅力的観光地をご紹介してまいります!
ベルギー王国とは
ベルギー基本情報
【面積】30,528平方キロメートル(日本の約12分の1)
【人口】1,149.2万人(2019年)
【首都】ブリュッセル
【言語】オランダ語(フラマン語),フランス語,ドイツ語
【宗教】伝統的にはカトリックだが,近年はムスリム移民が増加
【時差】日本よりマイナス8時間(サマータイム時はマイナイス7時間)
フランドル絵画にふれる王立美術館
王宮に近いロワイヤル広場に面し、古典部門のフランドル派とオランダ黄金時代の絵画などを展示しています。初期フランドル派の三大巨匠のファン・デルン・ウェイデンや奇怪な空想上の生物や宗教的視点を盛り込んだ絵画で有名なヒエロニムス・ボス、ピーテル・ブリューゲル、ルーベンスの作品をご覧いただけるとともに、ここでは初めて油絵の具を使用して描かれた絵画があり、作品そのものだけではなく、絵画の歴史にも触れられます。
世界遺産の世界一美しい広場グランプラスで開催される夏の2大イベント
フラワーカーペット
2年に1度の開催「フラワーカーペット」
オメガング
中世時代にタイムスリップ「オメガング」
ビクトル・ユーゴーやジャン・コクトーが絶賛したことで有名な旧市街中心広場「グランプラス」。面積1680平方m(110m×70m)、広場に面して市庁舎、王の家、ブラバン侯爵の館、ギルドハウスと絵になるような建物が並んでいます。このグランプラスでは、さまざまなイベントが催されます。是非訪れたい2大イベントは、2年に1度、8月中旬に開催される花の祭典「フラワーカーペット」と毎年7月頃に開催される「オメガング」。
フラワーカーペットとは、生産農家とボランティアの人の手によって生花が敷き詰められ、普段でも美しい広場に巨大な花のカーペット(70m×24m)が広がることです。ベルギーは世界でも最大のベゴニア生産国です。フラワーカーペットで使用される生花もベゴニアが大半を占め、そのほかダリアや草が使用されます。毎年テーマが変わり、そのテーマにあわせた模様となりますので、訪れた年のテーマも楽しみですね。グランプラスへの立ち入りは無料ですが、この広場を上から眺められる市庁舎バルコニーにあがるのは有料となります。この美しいフラワーカーペットの模様を見るなら絶対に上から眺めていただきたい!そのため、ツアーでは市庁舎のバルコニーにあがっての鑑賞も日程に含めております。
オメガングとは、中世時代にブリュッセルにある聖母教会にあるマリア像の周りを人々が行進したことが起源ですが、現在見られる形式は神聖ローマ皇帝カール5世がブリュッセルを訪れた際の歓迎式典の再現になります。貴族や騎士、職人やパフォーマーといった中世時代当時を再現した衣装をまとって広場を行進する様子は、タイムスリップした気分になり、その豪華さ、迫力は必見です!
春限定公開!是非訪れたい、世界最大級ラーケン王宮植物園
ラーケン王宮植物園
パリ万博で日本館にあった五重の塔
ガラスと鉄を使用したアールヌーボー様式の温室植物園は、王宮の敷地内にあります。園内には、世界中の花々に満ち溢れた温室が複数あり、通路でつながっています。それはまるで花の迷宮によう!この温室植物園は、普段は見学することができませんが、毎年期間限定(4月~5月の2,3週間)で一般公開され、なんと見学することができます。見学ルートは、入り口地点から出口までは一方通行なので、流れに沿って歩けば迷うことなし!温室で育てられている植物の美しさに加え、アールヌーボー様式ならではのガラスがふんだんに使用されている為、陽の光が内部に注ぎ込み、曲線で柔らかい雰囲気をだす空間にもうっとりしてしまいます。また敷地内には、植物園を造った国王レオポルド2世が、パリ万博で気に入り購入し移築させた日本館にあった五重の塔もありますので、お見逃しなく。
ベルギーに来たら絶対に訪れたい水の都ブルージュ
半日もあれば、旧市街を歩き尽くせてしまうほどのブルージュ旧市街。しかし、この街は丸1日滞在していても飽きることはありません。北海から約15kmに位置し、船からの降ろされた荷を運搬するために、街中には運河が張り巡らされています。その運河と12~18世紀の建物とがあわさった光景は、まるで絵のよう。あちらこちらに、そのような絵になる光景があるので、何度も足を止めてしまいます。また運河クルーズに乗船すれば、歩いていては見ることが出来ない建物の裏側や歩いていてはなかなかたどり着けない場所の光景も見ることが出来るので、おすすめです。小さな街なのに、歩いているとたくさんのチョコレート屋、カフェ・レストランの前を通過します。チョコレートは量り売りなので、一粒からも購入ができますので、自分好みのチョコレート探しをしてみるのもおすすめ。またブルージュにあるビール醸造所で作られた地ビールやホットチョコレートで休憩するのも楽しみの一つ。タイミングが合えば、複数の鐘の音色があわさったカリヨンの音が旧市街中に響き渡るのを聞いたときは、夢のような心地になります。
ムーズ川沿いの宝石ディナン
ベルギー南東部に位置するアルデンヌ地域は古代ローマ時代から栄え、中世時代から軍事的要衝として城や要塞が築かれました。緑深い丘陵地帯やベルギー2大河川のひとつムーズ川と支流により形成された渓谷など、自然豊かな光景を見ることができます。川沿いの小さな町ディナンでは、アルデンヌ地方の歴史をあらわすように11世紀の城塞が町と川を見下ろすように丘の上に建っており、城塞の展望台からは美しい丘陵地帯、輝くムーズ川、眼下には可愛らしいディナンの町を見ることができます。また町の対岸に渡ったところから眺めると、絵のように美しい光景を見ることができます。
アルデンヌ地域の古城めぐり
優美な佇まいのアンヌボワ城
要塞のようなモダーヴ城
ムーズ川に近い、緑深い丘陵地帯に点在する古城や城塞は、それぞれスタイルが異なります。防衛機能をもつ姿をし、雄々しいヴェーヴ城、優雅さをたたえた姿のモダーブ城、様々な形式の噴水が配された庭園が見どころのアンヌボワ城などなど。フランスとの国境も近く、フランスとの関りが深い場所ゆえ、どこかフランスの城館のような優雅さも感じます。2020年のツアーでは、貴族や司教が居住した歴史を持つフランス様式のモダーブ城をご見学いただきます。
ビール好きは絶対訪れたい!オルヴァル修道院
現地を訪れないと味わえない緑ラベルビールとチーズ
ここは日本にも輸出されている、指輪を加えた魚のラベルがトレードマークのオルヴァルビール発祥地。修道院にビール?と思われるかもしれませんが、ビールは「液体のパン」ともいわれ、栄養ある飲み物として各地の修道院でも飲まれていました。そのような修道院で作られた歴史あるビールは、トラピストビールと呼ばれます。通常、レストランで提供されたり、お店で売っているオルヴァルビールの瓶ラベルは青ラベルですが、ここオルヴァル修道院近くのレストランでしか飲むことができないのが緑ラベルのオルヴァルビール!何が違うかというと、緑ラベルは修道士さん用として青ラベルよりアルコール度数が低いのです。もうひとつ、ここで味わえる絶品といえば修道院で作られているオルヴァルチーズ!このチーズが熟成年数により味が異なり、どの年数も非常に美味しい!!!ベルギーの美食を極めるなら、オルヴァル修道院の緑ラベルビールとチーズは外せません!
※ツアーで観光するのはかつての修道院跡(廃墟)です。現役の修道院には、観光では立ち入ることができません。
外せないベルギースィーツ『ベルギーチョコ』
ベルギーチョコ
ホットチョコレート
日本でもベルギーを冠するチョコレートのお店は多く、またコンビニやチョコレート、お菓子メーカーの商品にも使われていたりしますので、親しみがある存在ですね。それゆえに、本場のベルギーでは、絶対に美味しいベルギーチョコを食べたい!と思われるはず。「どこのチョコレートがベルギーで1番人気なの?」と思われたり、よく尋ねられますが、現地ベルギー人にこの問いを投げかけると答えは「人それぞれ」。そう、ベルギーの人は、自分の好きなお店のチョコがナンバーワン!ベルギーを訪れたなら、たくさんのチョコレートのお店を巡って、立ち寄り、食べ歩き、“自分ナンバーワン”のチョコレートを見つけてみてください。(チョコ好きには至福ですね)ちなみに、固形のチョコも良いですが、チョコレート屋に併設するカフェでメニューにあればホットチョコレートドリンクは是非飲んでみてください。昔は薬として扱われていたカカオ(ホットチョコレートドリンク)ですので、散策疲れもとれますよ。
ベルギーを訪れたら外せない『ベルギーワッフル』
ベルギーを訪れたのなら、日本でもベルギーを代表するお菓子のひとつで有名なワッフルは、絶対に外せませんね。ちなみに、ワッフルに種類があるのをご存じでしたか?丸い形のリエージュ風と長方形のブリュッセル風ワッフルです。リエージュ風ワッフルはプレーンでも、生地自体に甘味があるので、粉砂糖をかけてシンプルに食します。対するブリュッセル風は、生地自体の甘味が抑えられているので写真映えするようなホイップクリームやフルーツを乗せて食します。どちらのワッフルを食べようか迷ってしまいますが、是非両方味比べをしてみてください。
美食がいっぱいのベルギー
ベルギーは北海の海の幸、内陸の森林に生息する野生動物によるジビエなど食材が豊富であるとともに、南部に接するフランスの影響を受けた料理であり、美食の国といわれています。ブリュッセルのグルメ街に入り込めばあちこちで白ワイン蒸しのムール貝を提供するレストランを目にします。お鍋に盛り沢山のムール貝からほわっと漂う白ワインの香りにお腹がなります。アルデンヌ地方に行ったら、ジビエ料理にも挑戦してみたいですね。そして冬の家庭料理チコリのグラタンを、ちょっと寒い時に食すと身体も心もポッカポカになります。
必見!青い妖精が住む、ブルーベルの森(ハルの森)
ブリュッセルの南、2000年前までは原生林であり、現在でも外国人はめったに訪れないブルーベルの森(ハルの森)の中に、人知れず青に染まる花の名所があります。まさに知る人ぞ知る場所。4月中旬~下旬にかけて青紫の小さな花が咲き乱れ、森の中が一面青色になります。このブルーベルと呼ばれる花は野生のヒヤシンス。地面が見えないくらいの青の絨毯を見ると、今にも妖精が出てきそう、と思ってしまいます。個人では行きにくいところにありますので、開花の時期はツアーでご案内させていただきます。
まるでおとぎの国の景色 ブリュッセル・フロラリア
ブリュッセルのグロート・ベイハールデン城で行われるブリュッセル・フロラリアは、18世紀に造られた庭園が春の1か月だけ限定で公開されます。100万株以上ものチューリップやヒヤシンスなどの花々と中世の雰囲気が残る城の競演はとても絵になります。
*ご旅行金額につきまして*
添乗員付きツアーの旅行代金は全て総額表示です。
空港税・宿泊税や燃油サーチャージは追加徴収いたしません。
出発前の大幅な追加請求や空港税・宿泊税の支払いのために旅行中に手元の残金を気にかける必要がありません。
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営業時間 10:00~17:00(土日祝除く)