まだまだ現地の情報も少なく、個人で観光地を巡るとしてもどこを巡ればいいのか?と悩んでしまう3国。ウクライナ、ベラルーシ、モルドバの主要な都市だけではなく、映画の撮影にも使われ、絶景観光スポットとして有名になった愛のトンネルを始め、知る人ぞ知る観光スポットをご紹介。
ウクライナ共和国とは
~祈りの都キエフから国際都市オデッサ~
日本の1.6倍の国土をもつウクライナは、そのほとんどが平坦で、肥沃な穀倉地帯が広がります。古くは黒海北岸に一大勢力を築いた遊牧騎馬民族スキタイが駆け抜け、10世紀にはヨーロッパ最大の版図を誇ったキエフ公国の首都キーウ(キエフ)が置かれました。幾重にも重なる複雑な歴史の歩みが垣間見える国です。
ウクライナ共和国基本情報
【面積】60万3,700平方キロメートル(日本の約1.6倍)
【人口】4,205万人(クリミアを除く)(2019年)
【首都】キーウ(Kiev)
【民族】ウクライナ人(77.8%),ロシア人(17.3%),ベラルーシ人(0.6%),モルドバ人,クリミア・タタール人,ユダヤ人等(2001年国勢調査)
【言語】ウクライナ語(国家語),その他ロシア語等
【宗教】ウクライナ正教及び東方カトリック教。その他,ローマ・カトリック教,イスラム教,ユダヤ教等
【時差】日本よりマイナス7時間(サマータイム時はマイナイス6時間)
1000年を超える歴史をもつ首都キーウ(キエフ)の正教会を訪ねる
988年、ウラディミール大公によって東方正教会を国教にしたウクライナ。東スラヴで最も長い歴史を持つペチェルスカヤ修道院や聖ソフィア大聖堂はフレスコ画やイコンに彩られ、人々の拠り所として信者が絶えることがありません。
絶景!ウクライナの知られざる名所「愛のトンネル」を歩く
愛のトンネル(恋のトンネル)クレヴァニ
ウクライナ北西部のクレヴァニという町の近郊にロマンティックな名前で親しまれている絶景があります。トンネルの長さは3kmほど森の中を走る線路によるもので列車の車両に合わせて選定したためどこまでも同じ大きさのアーチが続いていく景色が生まれました。 「愛のトンネル」(あるいは恋のトンネルとも)と呼ばれる由来は、恋人同士で手をつないでこのトンネルを歩くと願いが叶うというジンクスによるものです。
麗しの西ウクライナ、世界遺産チェルニウツィとリヴィウ
ポーランドと国境が近い西ウクライナの街リヴィウは、かつてハプスブルク帝国の支配下にあり、他都市とは一味異なる西洋風の雰囲気があります。ユーラシア旅行社のウクライナツアーでは、かつて西ウクライナの州都だった世界遺産チェルニウツィや「ヨーロッパの真珠」と賞賛されている世界遺産リヴィウの歴史地区への観光にもご案内します。
黒海に面した港湾都市オデッサ
黒海に面した港湾都市であり、これまで様々な国の支配を受けていたため、国際色豊かな都市となりました。ユーラシア旅行社のウクライナツアーでは映画「戦艦ポチョムキン」の階段シーンで有名な「ポチョムキンの階段」を訪れます。
ベラルーシ共和国とは
ヨーロッパ最大の原生林が広がるベラルーシ
1991年にソ連から独立し、独立後もルカシェンコ大統領の下、ロシア寄りの政策がとられてきましたが、最近は脱ロシアの道も模索しています。社会主義と中世の城が残る町並みが共存する興味深い国です。
ベラルーシ共和国基本情報
【面積】20万7,600平方キロメートル(日本の約半分)
【人口】約949万人(2018年)
【首都】ミンスク(Minsk)
【民族】ベラルーシ人(83.7%),ロシア人(8.3%),ポーランド人(3.1%),ウクライナ人(1.7%)
【言語】公用語はベラルーシ語,ロシア語
【宗教】ロシア正教(84%),カトリック(7%),その他(3%),無宗教(6%)
【時差】日本よりマイナス6時間(サマータイムの実施はなし)
世界遺産に指定されたベラルーシの二つの城巡り
16世紀に築かれたミール城は、中世ヨーロッパにおいて強大な国を築いたリトアニア公国で財力と権力を持ち合わせていたラジヴィウ家の居城です。ラジヴィウ家は“王冠のない王"といわれました。城は独特の漆喰装飾の外壁をもつ珍しい石造建築で度重なる戦禍で被害を受けましたが、修復され、美しい姿を取り戻し、現在は博物館として公開されています。
同じくラジヴィウ家の居城ですが、イタリアの建築家を呼び寄せて建てたネスヴィジ城は、ミール城とは異なる造りや雰囲気なので両方のお城を訪れても楽しむことができるでしょう。
ヨーロッパ最大の原生林、世界遺産ベロヴェジの森
ベラルーシとポーランドにまたがるヨーロッパ最大の原生林ベロヴェシュカヤ・プッシャ国立公園(ベロヴェジの森)は、かつて王族・皇帝などの狩猟場となっていました。また、ヨーロッパに残された最後の原生林で、ヨーロッパバイソンほか、50以上の哺乳類、200種以上の鳥類が生息していることなどから、ベラルーシとポーランド両国の世界遺産に認定されています。
モルドバ共和国とは
肥沃な土地に恵まれた東欧の秘境
モルドバの主産業は農業で、労働人口の約30%が農業に従事。リンゴ、桃、プラムなどの果樹園も多く、葡萄の栽培も盛んなことから国営の巨大ワイナリーから生産されるモルドバワインは世界的にも有名です。
モルドバ共和国基本情報
【面積】3万3,843平方キロメートル(九州よりやや小さい)
【人口】268.2万人(2019年。一時的国外滞在者を含み,トランスニストリア地域の住民を除く)
【首都】キシニョフ(ルーマニア語読みでキシナウ)(Chisinau)
【民族】モルドバ(ルーマニア系)人(75.1%),ウクライナ人(6.6%),ロシア人(4.1%),ガガウス(トルコ系)人(4.6%)等(2014年 国勢調査)
【言語】公用語はモルドバ(ルーマニア)語。ロシア語も一般に通用
【宗教】キリスト教(正教)等
【時差】日本よりマイナス7時間(サマータイム時はマイナイス6時間)
旧オルヘイ洞窟修道院
10世紀ころから修道士が断崖絶壁に洞穴を掘って、祈りの場としていました。ソ連時代に閉鎖されましたが、近年、再び修道士が戻り、隠居生活を送りながら祈りを捧げています。断崖に掘られた修道院は他では見られない稀有な修道院です。
モルドバのワイン
モルドバはワインの産地としても知られ、あちこちに葡萄畑が広がっています。
ユーラシア旅行社のモルドバツアーではワイナリーでの試飲やお食事にご案内します。
※ご案内するワイナリーは、ツアー、出発日によって異なる場合がございます。詳細は、パンフレットの日程表をご確認いただくか、弊社へお問い合わせください。
各国の名物料理や伝統音楽、芸術鑑賞
ウクライナ名物料理
伝統音楽と芸術鑑賞
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